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気になる色々情報発信&備忘録な日記です。

by mintlemon

経済 大国 No.1

 


悪貨は良貨を駆逐する。・・・グレシャムの法則はしばしば経済で話題になったり、汚染に対する警鐘などのお話で、先のフレーズはよく耳にしたりします。

金本位制で金そのものが貨幣な場合、その貨幣の金の純度で価値が変わるのに、例えばその貨幣の金の含有量を変えてしまえば、貨幣の信頼が崩れて物価が上がってしまったり・・・・。

商品を安く仕上げて高く販売するために、手間ヒマを省いたり公害を垂れ流したりも大きな問題になったり・・・。

とにかく低きに流れようとすれば、悪影響を及ぼしたりします。

また、経済の世界では大国が小国を駆逐しようとする事は、往々にして繰り返されて来ましたし、これからも続くのかもしれません。

その様な大国の振る舞いはまるで、過去の植民地政策や社会主義諸国の囲い込み的なイメージに通じる様な気もします。

力を持つ者はそれで生産性が高まれば余剰が生まれて、利益を追求する事が出来るので、そのために背景の力を利用して、経済的に優位に立とうとするのは一つの現象。

植民地も社会主義の囲い込みも、過去の遺物になったのでは・・・?

本来の商品の価値とかとは別に関税とか、取引での交渉とかが、本来の価値にうまく連動していないと、価値のない商品を高く買わされたり、価値ある商品が市場から消えてしまったりして、これってヤッパリ都合がヨロシクありません・・・?

経済大国は、これまでの純粋な価値関係とは別の、国力にモノを言わせた外交的パワーを駆使して、ゴリ押し的な操作で経済的にも格差を広げようと努力したりします。

この様な外交、交渉も大きな範疇でくくれば経済政策なのかもしれませんが、狭い範囲での物々交換から貨幣経済に進歩した時の、価値は場所を異にすれば価値が変わる交易の様な価値ともまた色合いの異なる、一種独占的な、別のパワーを利用しての外交・交渉の色合いが加わっているイメージが、異臭を放っている様にも感じます。

ここで小国が、大国のその様な外交を上手くしのいで生き続けるためには、希少価値もしくは、多様性に関わる事で生き抜く手段を考えたりして、工夫をしなければいけません。

今の世でも、単純に少ないモノに価値がある場合はあるのだし、商品や流通、企業の単一化は、利便性が向上する場合もあるけれども、反面澱みが産まれやすく、悪臭を放ち、脆弱性を産み出して、いずれ劣化していく事は、よく似たケースを歴史が物語っているとも思うのですが・・・。

どちらにしろ独占とか単一化は、いずれ経済を駆逐してしまいます。

横柄に振る舞うように見える態度は、異臭を放って周囲にネガティブな空気を発生させて、とても気分の良い状況ではないでしょう。

傲慢の露呈は遠からず、我身を亡ぼすのが世の常。叱責の声に耳を傾けられなくなった時、それがアリの一穴にも通じる事になるのでしょう・・・。

夏の傑王、殷の紂王、周の厲王は易姓革命の顕著な例で、フランス革命や、ロシア革命もご同様・・・。

例えば鉄鋼、純鉄よりも炭素が少量含まれれば、硬くなったり、ニッケルを加えれば錆びにくくなったり・・・。

これは極論気味だけれど、時として単一化が、弱点にもなり得る事があり、少ない成分で鉄は性質が大きく変わったりするのも、たとえになるかもしれません。

自然界の法則ならば少数派はいずれ、絶滅の危機が危惧される可能性が高くなるのは必然。

これが、人の営みの自由貿易では、経済力や国力や大きい者が断然有利になって、力なき者は、生き残る余地を考えなければならなくなり、色々な工夫が要求されたりします。

つまり、力なき者が生き残るための一つの手立てが必要になって来て、例えば商品に付加価値とか伝統や習慣のような価値に見合う商品、地産でないと意味がない商品とか、何かに特化しそれを足がかりにして、存命を図らないといけない・・・。

例えば、大航海時代前の胡椒とか、絹、ジャコウ・乳香、などは当時代替するモノがなかったから高値がついても、売れたりしました。

人間の世界では本音と建前があって、自然界ではそんな建前はない・・・。それは、気取る必要がないからなのかもしれません。

その時の建前とは、優位性とか覇権掌握のための人間にのみ通用する武器として用いられたりして、力で抑え込もうとする大国が小国の生殺与奪権を握らんがための手段にもなったりして、その様な建前論で大国は、経済的優位性を確保しようとする・・・。

自然界では例えば大昔、隕石の衝突が巨大生物の恐竜を雑滅させて、当時矮小な哺乳類の繁栄を促す結果になったり、ウィルスの変異が時短で可能なので、ワクチンに対抗する如くインフルエンザが中々絶滅しない様に、まだまだ人知の及ばない謎の小さきものの反抗する例が、あります。

生物界での少数派や弱者は、紛らわしさや隠ぺいを活用して存在感を目立たぬ様にして、多数派の戦略から身を守る事も知られています。

単なる巨大化には疎漏が悩みの種として歴史上、様々なお話が残ってもいます。ソコにはアリの一穴から瓦解の可能性も秘めている事が、示唆されていたりとイメージされるのは、くどい様ですが如何にも否めない・・・。

大きな国こそ正々堂々と、小国の同意を取り付けらる様に努力すべきなのかもしれません。

世界一になるのが正義なのか、共存共栄で大国こそが、多様性を死守しないと、降りかかる火の粉にさらされる表面積は大国の方が、広い様な気がするのですが・・・。

 


by mintlemonlime | 2019-12-27 10:02 | 日記